手のひらは、最高の器 愛犬の介護でわかったこと
このブログを呼んでいる方で、子犬と毎日楽しく過ごしている方。
私もそうでしたが、こんな日が訪れるなんてその時は、考えてもみなかった。
ちょっと現実的な話になってしまいますが、お付き合いください。
段ボールのなかで、クンクンとないていた子犬を引き取り16年がたちました。
一緒に走るのが楽しくて、散歩といえば「走る」という習慣をつけてしまい、優雅な散歩とは程遠い激しい散歩が日課になりました。
小さな体が、みるみる大きくなり力も強く、走る散歩はなくなったものの、今度は引っ張られる散歩になりました。
「冬の散歩は、命がけ」とは、決して大袈裟ではなく雪道で転倒でもしようものならそのまま引きずられて・・・。
試しに私が乗ったソリを引かせてみましたが、これが楽しい!
ぐいぐいと進みます。
ならばと、スノーボードでも試みたところ、じゃれてきて・リードが絡まり・・・。
こっちは、両足固定されているので、身動きが取れない。
はたから見れば、大きな犬に襲われているような光景が(笑
そんな甘やかして育てた愛犬も、すっかりおじいちゃんになり足腰が弱ってしまいました。
そのせいもあり、以前のように、器に盛られたご飯を食べる事ができません。
水も同様です。
器を、深いものから浅いものに変えるなど試していますが、満足のいく結果ではありません。
体力の衰えた愛犬が一番食べやすい、飲みやすい方法は、手のひらを使うということ。
手のひらからなら、ご飯もしっかりと食べてくれます。
水も飲んでくれる。
手のひらって最高の器になるんだなと・・・。
以前なら、ご飯と一緒に手もかじられ痛い思いもしましたが、今はそんなこともなく。
自力で立ち上がることができない時は、抱っこして補助。
元気な時は、抱っこは嫌がり暴れていたので、ちょっぴり嬉しい気持ちも
なんだが、家に来たばかりの子犬の頃を思い出します。