2013-02-17
蟹の王様タラバガニの嘘つき
繊細な甘みと蟹の肉質、そして蟹みそを楽しみたいのなら、ズワイガニ、毛蟹。
豪快に太い蟹肉にかぶりつきたいのならタラバガニ、アブラガニ、花咲ガニ。
好みはあると思いますが、蟹好きの方は多いですね。
さて、問題でこの画像の中に蟹以外が混ざっていますがわかりますか?
ヒントは、脚の本数。
8本、10本と・・・わかりますか
実は、タラバガニは蟹にあらず。
名前こそ蟹ですがヤドカリ科です。
タラバガニの名前の由来ですが、タラバガニが獲れる漁場は、鱈(タラ)が獲れる漁場と同じです。
鱈(タラ)漁の時に、一緒に網にかかったものをタラバ蟹と呼んだといわれています。
タラの漁場で獲れ、見た目は蟹ということから、鱈場蟹というわけです。
タラバガニの姿を見てヤドカリではなく蟹と名づけるのも不自然とは感じませんよね。
また、驚くことに、当初はタラバガニの価値はなく、鱈漁の厄介者として廃棄されていたというから、これも驚きです。
蟹の王様と呼ばれるタラバガニなのに蟹じゃないとは、更に驚きです。
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