2024-04-13
北海道産の鮭を無添加無着色で仕上げた鮭とばの話
無添加無着色の鮭とばができるまでには、色々な試行錯誤がありました。
今回は、そんなお話です。
かなり前の話になりますが、秋サケの有効利用を模索して作ったのが始まりです。
その時、鮭とばは今ほどメジャーなものではなかったのですが、考えることは皆同じ。
鮭とばを作るメーカーも増え店頭で見かけることも多くなりはじめたころ。
その頃の主流は、味付けされた柔らかい鮭とばでした。
鮭とばを柔らかくする手段として、砂糖や調味料を加えます。
切り身同様、赤くなければ売れないので食紅も使っていました。
牛乳や、はちみつを使って独自性を出そうと試作をしたこともあります。
結局は、味付けはシンプルにした鮭とばで落ち着きました。
食べやすさを考慮して一口大の皮なし。
味は、塩だけ。
色は、悩んだ挙句、食紅の使用をやめました。
一口大、皮なしで、食べやすいけど硬いし、見た目の色が悪い。
保存料を使用していないので、賞味期限が短く店頭では販売してもらえない。
そんな訳で全然、売れない・・・本当に売れなくて苦しかった。
販路がないので、ネット通販で直売したところ、じわじわと売れ始めました。
そんな鮭とばが、これです。
原材料は、北海道産の秋サケと塩のみ
無添加無着色 保存料、化学調味料は使っておりません。
味はシンプルですが、手間をかけて一口大、皮なしタイプです。
常連様に支えられて、鮭トバは、25年位このスタイルで販売しております。
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