タラコと明太子の違い
たらこと明太子の違いは何?
スケソウ鱈(たら)の卵(子)なので、たらこ。
明太子も、たらこ同様に助宗鱈の卵(子)ですが、韓国での助宗鱈の呼び名「明太(ミョンテ)」から明太の子なので、明太子。
呼び名は、違いますが意味は同じ鱈の子です。
意味は同じですが、味には大きな違いがあります。
なので、味の違いで名前を分けています。
塩漬けされたものは、「たらこ」。
辛味を効かせた味付けのものを「明太子」として流通されています。
私が、明太子を知ったのは、随分後になります。
まだ、スーパーには出回っていない時に、九州のお土産としていただいたのです。
大きな卵巣と強烈な色に驚きました。
そして、食べてまたびっくりです。
「辛い!「でも、旨い!」
ご飯がすすみます。
タラコが使われていないのに、○○明太味という商品も出回っていますが、
「唐辛子を使っている」と味は想像できますよね。
それだけ、福岡発祥の味が全国に馴染み深いものになったということです。
明太子が全国区の知名度になったのは新幹線開通とも言われていますね。
北海道噴火湾では、スケソウタラの水揚げがあり良質の卵巣を漬け込む加工場もあることから、たらこは馴染み深いものです。
特徴である小ぶりな卵巣と極粒は、滑らかな食感のタラコに仕上がります。
贈答として人気の品です。
もちろん、ご飯のお供としても人気。
特に、冬のスケソウ漁がある時期には、新物のタラコが食卓を飾ります。
時には、焼きタラコやたらこパスタなどおにぎりの具としても人気です。
「訳ありたらこ 切れ子」 見かけることがあります。
たらこを加工する際に、卵巣の袋が
裂けてしまうものがあります。(丸印)
これが、通称「切れ子」。
見栄えが悪いので贈答用には向かない為、規格外品となります。
袋が裂けているので味が染みこみやすいので、実は食べるにはオススメです。
安くて美味しいことから、加工スタッフが好んで購入するご家庭向きのたらこです。